愛&ハート214号

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「家族安泰でいつまでも平和に暮らす」という未年の由来通り、穏やかなお正月を迎えられたこととお慶び申し上げます。愛の家のように年中無休の事業所であっても、お正月となると、帰宅してご家族と過ごされる利用者....

「家族安泰でいつまでも平和に暮らす」という未年の由来通り、穏やかなお正月を迎えられたこととお慶び申し上げます。愛の家のように年中無休の事業所であっても、お正月となると、帰宅してご家族と過ごされる利用者さんが多いため、施設も寂しくなります。さて、平成27年の目標ですが、愛の家の運営としては、あいさつをベースにした基本動作が改善されていっており、保護者の皆さまからおほめの言葉をいただくことも増えていますので、継続して力を入れていきたいと考えております。また、昨年から受け入れをはじめた乳幼児の支援ですが、職員の手間はかかるものの成果は出ておりますので、可能な限り受け入れをしていくつもりです。しかしながら、社会福祉法人をとりまく情勢は決して安泰なものではありません。平成27年度は報酬改定の年であり、政府内では平均で4%程度の切り下げが議論されていますし、平成25年度未入所者数の12%以上の地域移行を達成しなさいとか、入所者数を4%減らしなさいとも言われています。愛の家としては、いろいろな課題はあってもなんとか夢をもって笑顔で働けるように努力していきます。守りの姿勢でなく、将来を見据えた事業領域の拡大などにも取り組みたいと考えています。例えば、地域移行や就労の推進は「利用者さんが地域で当たり前に生活するための支援」と前向きに受け止めていますし、報酬だのみの入所・通所支援中心の運営から、報酬だけに依存しない障がい者が働ける場所(店)づくりであったり、在宅支援の事業の検討もしていく予定です。また、福祉避難所の指定を検討するなど、社会貢献にも力を入れていかなければなりません。理想だけでなく、職員の「働きがい」も大切にしながら、自らが考え、実現していく、そんな一年にしていきたいと思います。誰もが羊のように大勢で穏やかに暮らせますよう、皆さまにはさらなるご支援、ご協力をお願いすることになると思いますが、よろしくお願い申し上げます。私が住んでいる奈良県の山あいの街のスーパーの一角で時々、福祉施設から御菓子を販売にきますが、申し訳なさそうに遠慮しながら座っています。私には、競争社会のなかに投げ込まれた福祉施設の現状を物語っているように想えます。高齢社会の到来にもかかわらず福祉予算が抑制され、高齢者や障碍者の行く末が案じられますが、私たちの生き方や、日々の過ごし方を見直すときに来ているように思います。昨年の総務省の推計によりますと、65歳以上の高齢者は3 , 296万人で総人口の4人に一人となっています。認知症患者の増加、一人暮らし単身家庭の増大等々、自分たちがどのような老い方をするのか、終末をどのようにイメージするか等が問われています。ところが、政治の現状や社会の風潮は、助けあって生きるというより、自分の生活をどうするか、で精一杯のような気がします。全電通近畿社会福祉事業団は、労働組合の活動の中から生まれてきました。会社の中の労働条件向上と、それを支える家庭生活を大事にする、困っている人の手助けをすると言う事で運動の基調を「愛」としました。ボランティアといえば、被災地に大量動員を思い浮かべます。勿論大事なことですが、これからは、地域で隣近所で困っている人びとの、自分の身近での助け合いも大切ではないでしょうか。近所に高齢者や障碍者がどれ位いるか、一人暮らしで何に困っているかなど把握することがスタートになります。現役の皆さんの長時間労働、家庭生活を犠牲にしたような働き方、特に男性の働き方を見直さないと、女性の社会進出や福祉活動に時間が割けないように思います。現在、私たちの法人に求められているのは、経営の自立と地域での役割です。災害時の避難施設は言うに及ばず、日常的に地域に開かれた施設として機能するように要請されています。私たちの法人が持っている福祉・介護ノウハウを地域で活用するとともに、現役労組組合員や退職者の皆様と共有できるように、活動の仕方を変えていくことが求められているのではないでしょうか。日頃の感謝と、今年も相変わらずのご支援をお願い申し上げ年頭のご挨拶といたします。私が住んでいる奈良県の山あいの街のスーパーの一角で時々、福祉施設から御菓全電通近畿社会福祉事業団は、労働組合の活動の中から生まれてきました。経営の自立と地域での役割を担う「家族安泰でいつまでも平和に暮らす」という未年の由来通り、穏やかなお正月ては、いろいろな課題はあってもなんとか夢をもって笑顔で働けるように努力し課題はあっても笑顔で働けるように努力利用者さんと一緒に作業中(中央)作業所の忘年会にて(中央)いたします。作業所の忘年会にて(中央)末が案じられますが、私たちの生き方高齢社会の到来にもかかわらず福祉高齢社会の到来にもかかわらず福祉予算が抑制され、高齢者や障碍者の行く状を物語っているように想えます。状を物語っているように想えます。高齢社会の到来にもかかわらず福祉遠慮しながら座っています。私には、競争遠慮しながら座っています。私には、競争社会のなかに投げ込まれた福祉施設の現経営の自立と地域での役割を担う私が住んでいる奈良県の山あいの街の経営の自立と地域での役割を担う私が住んでいる奈良県の山あいの街のスーパーの一角で時々、福祉施設から御菓子を販売にきますが、申し訳なさそうに遠慮しながら座っています。私には、競争新年のごあいさつ末が案じられますが、私たちの生き方や、日々の過ごし方を見直すときに来ているように思います。昨年の総務省の推計によりますと、歳以上の高齢者は口の認知症患者の増加、一人暮らし単身家庭の増大等々、自分たちがどのような老い方をするのか、終末をどのようにイメージするか等が問われています。ところが、政治の現状や社会の風潮歳以上の高齢者は口の昨年の総務省の推計によりますと、歳以上の高齢者はや、日々の過ごし方を見直すときに来ているように思います。末が案じられますが、私たちの生き方や、日々の過ごし方を見直すときに来て新年平成二十七年平成二十七年愛の家施設長大西秀幸理事長南輝夫経営の自立と地域での役割を担う2 2015年1月214号愛&ハート