愛&ハート218号

愛&ハート218号 page 5/8

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あいハート須磨一〇周年の時にも感じたのですが、技や実績を惜しみなく発揮し、支えてくださったボランティアさんの協力と「厨房オールスターズ」の総力は、大きいものでした。また、バックアップを惜しまず、自然発....

あいハート須磨一〇周年の時にも感じたのですが、技や実績を惜しみなく発揮し、支えてくださったボランティアさんの協力と「厨房オールスターズ」の総力は、大きいものでした。また、バックアップを惜しまず、自然発生的に駆け付けてくれた他部門の応援も力強いものでした。最後に機関紙には、あいハート南町にゆかりのある方々から、一五年を辿る寄稿を頂戴しました。一五年のどこかで、あいハート南町を作ってきた、一緒に仕事をしてきた方たちが「側にいる」と感じてもらえれば幸いです。次はあいハート須磨の二十周年!、お力添えを頂いた皆様に感謝しつつ、バトンを繋ぎます。あいハート南町主任川本善史須磨デイサービス部門長仙波剛あいハート須磨研修担当課長中尾孝子あいハート離宮前研修課長松本眞澄勤続二十年を迎えて勤続二十年を迎えて二十年前、初代施設長からあいハート須磨の介護の方針である「生活とリハビリ」の考え方を熱く語っていただいたときに聞いた「心が動けば体も動く」という言葉に私の胸が熱くなったことは今も鮮明に覚えています。この言葉をよりどころとし利用者の方や職員と共に笑い、共に泣き、共に喜び合う中で「心が動けば体が動く」ことを、身をもって体感いたしました。また、人生の大先輩の方々からの経験談や、苦言を頂戴したことも、全て私や施設の財産です。この財産が今後も蓄積され地域でなくてはならない施設であり続けられるように今後も微力ながら頑張ります。震災の爪痕がまだ残る二十年前、あいハート須磨の門をくぐり職員として勤めはじめはや二十年を迎えました。歴代の施設長や諸先輩方の教えを胸に刻み日々努めてきました。「心が動けば体も動く」これは、私が介護の仕事をするうえで基本としている言葉です。これからも福祉業界の荒波に立ち向かえれるように、一皮二皮と脱皮して成長していけるように、自分磨きに精進していきたいと思います。今まで支えていただいた皆様方、本当に有難うございます。これからも、宜しくお願い致します。神戸の街が大地震に襲われるなど、夢にも思っていなかった平成六年夏。現在の南町ビル2階にあいハート須磨開設準備室がありました。そこで初代施設長であった藤井さんが私に「これ何やと思う?」が最初の一言。木の箱物は浴槽以外に考えられなかったので「お風呂ですか」と答え、そこから藤井さんが理想とする介護の考えを本当に熱く真剣に語ってくれました。この日が私の人生のターニングポイントになりました。母親を今で云う老健に入所させ、その介護内容に疑問を感じていた私にとって、藤井さんの描く施設は、何より人としての尊厳を大切にするのだ!と心から共感し、絶対この施設で働きたいと思いました。介護の道へのきっかけを作ってくれた母は、4月1日のオープン十日前に亡くなり、あれから二十年が過ぎました。この間に多くの入居者・利用者との出会いと別れがあり、様々な人生を学ばさせて頂き、私自身の成長につながったと思います。又個性豊かな若い職員達とは、仕事や遊びを通して楽しい時間を共有できました。「心が動けば体も動く」の考え方は介護の仕事だけでなく、日常生活の中でも同じと思います。今まで研修や会議の中で何度も云われてきた「志を持つ」事の意義をやっと実感できるようになりました。未経験で飛び込んだ介護の仕事!様々な経験をさせてくれた法人と、多くの仲間に心から感謝!そしてあいハート須磨・二十一歳からのさらなる進化を期待しています。愛&ハート2015年8月218号5