愛&ハート218号

愛&ハート218号 page 6/8

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早いもので、私が愛の家で働き出して4年が経過しました。現場で働く職員は日々、「もっと支援を充実してあげたい」、「少しでもおいしいものを提供したい」と前向きに仕事をしてくれています。今年度の初め、職員に....

早いもので、私が愛の家で働き出して4年が経過しました。現場で働く職員は日々、「もっと支援を充実してあげたい」、「少しでもおいしいものを提供したい」と前向きに仕事をしてくれています。今年度の初め、職員に「夢」について聞いたところ、最初に返ってきた言葉が「利用者さんが幸せになってくれれば」という答えだったので、「すごいなあ」と思いました。また、私たちの事業にしか見られない、NTT労組や、NTTグループ企業、地域のボランティアグループ、民生委員さんなど、多くのボランティア活動により充実した支援が提供できるのも、本当にありがたいことだと感謝しています。しかしながら、社会福祉法人にとっては非常に厳しい情勢が続いています。福祉予算が膨張していることを背景に「社会福祉法人は税制面で一般企業より優遇され、儲け過ぎている」などのキャンペーンを踏まえ、報酬の削減、補助金の廃止がされました。一方、職員の賃金向上を目的とした処遇改善手当をアップしてくれましたが、その手当がなくなった後の(賃金水準を維持していくための)原資は事業者に重くのしかかってきます。これらの情勢もありますが、福祉事業といえども税金からの報酬に頼るだけでなく、限られた予算内でのサービスの充実や環境改善、職員の処遇改善などをどう実現するか智恵(経営努力)が必要ですし、地域福祉の増進に寄与できる施設・事業でなければいけません。具体的には現在、愛の家の将来像をみんなで検討してもらっていますが、赤字で実施している相談支援事業、生計困難者の方に対する社会貢献事業も継続していきながら、愛の家が有用で「地域にとって必要不可欠なもの」と思ってもらえるものになることです。私はその実現を見届けることはできないと思いますが、地域の方の意見を思い切って取り入れた事業展開に取り組んでいければと願っています。地域に必要・不可欠な愛の家になることを願う地域に必要・不可欠な愛の家になることを願う愛の家施設長大西秀幸〈6月〉○寄付金片岡直子様NTT労働組合関西総支部大阪北分会様NTT労働組合関西総支部大阪東分会様NTT労働組合関西総支部大阪南分会様ゴルフ愛好会西内会様○愛の家・寄贈品ダスキン・モリヤ様(計6件)〈7月〉○寄付金NTT労働組合退職者の会大阪支部協議会様情報労連大阪地区協議会様玉井商店様○本部・寄贈品関西総合コンサルタント株式会社様○愛の家・寄贈品森和久様ダスキン・モリヤ様(計6件)ご支援をくださった方々ご支援をくださった方々職員の夢は「利用者さんが幸せになること」社会福祉法人をとりまく厳しい情勢今後、愛の家が歩む道6 2015年8月218号愛&ハート