愛&ハート219号

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▲一人でできるようになりました▲包丁の使い方を教えています▲高三生の二人▲愛の家退所式地域移行について●地域移行について●シリーズでご紹介している地域移行について、今回は児童部(きぼう)の活動状況をご....

▲一人でできるようになりました▲包丁の使い方を教えています▲高三生の二人▲愛の家退所式地域移行について●地域移行について●シリーズでご紹介している地域移行について、今回は児童部(きぼう)の活動状況をご紹介します。昨年度、愛の家児童部(きぼう)では、関係機関はじめスタッフの協力で、高等部3年生の2名が地域移行を実現する事が出来ました。児童部は18歳になったら卒業という制限があるなか、〝地域であたりまえに暮らすことができるように?という基本理念を念頭に置いて、障がいの程度に関わらず児童の状態や潜在的な力を十分に考慮した上で移行支援を行っています。昨今は、適応に大きな課題を抱える児童や、発達障がいが顕著な児童の入所が増えてくる中、個々の移行に対する支援方法がある事を実感しています。地域移行における私達の役割は、児童と移行先を繋ぐ為のパイプ役であり、あくまで主人公は児童です。「愛の家を退所すれば終わり」ではなく、障害者総合福祉法の改正の他、様々な社会背景がある事も踏まえながら、一人ひとりに応じた支援をし、事後支援も行なう事が必要となります。空所のある移行先が溢れているとは言えない現状ですが、私達自らが行動し、移行先を開拓する事によって、児童達により多くの選択肢を提供する事が可能となります。他事業所からの受け入れが難しい事業所も少なくありませんが、今回卒業された利用者さんを移行させて頂いた事業所からは、他法人からの利用者を受け入れる事によって職場に〝新しい風?が入るので、「積極的に今後も交流を行いたい」というありがたい声を頂く事もありました。地域移行支援を通じて得る事が出来た人脈や繋がりを、今後も児童部として大切にしていきたいと考えております。18歳までの短い期間ではありますが、子ども達にとっては、人生の基盤とも言える大切な期間です。立派な大人として巣立っていく事を願い、これからもよりよい地域移行支援が出来るよう努めたいと思います。愛の家きぼうリーダー服部太志3回連続シリーズ2▲支援学校卒業式2 2015年11月219号愛&ハート