愛&ハート220号

愛&ハート220号 page 2/8

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概要:
昨年9月末に愛の家施設長に就任以来、歴代施設長の重みを感じながら、ご利用者さんやご家族、また地域のボランティアの皆さまやNTT労働組合の皆さま等、多くの皆さまにご支援とご協力を賜り、そして何よりも理解....

昨年9月末に愛の家施設長に就任以来、歴代施設長の重みを感じながら、ご利用者さんやご家族、また地域のボランティアの皆さまやNTT労働組合の皆さま等、多くの皆さまにご支援とご協力を賜り、そして何よりも理解ある職員に支えられて、前施設長が敷いたレールを走ってきただけですが、何とか新年を迎えさせていただくことができたことを嬉しく思います。心より感謝し、御礼申し上げます。昨年は、介護報酬の改定が予定されていたため、年明け早々から戦々恐々の日々でありました。事業年度も終盤に差し掛かってきましたが、結果としては、何とか将来の建替えや諸々の修繕に向けた費用が確保できそうな状況で終われる見込みであります。福祉施設等における火災事故が発生するたびに法令が厳しくなり、グループホームでは〝スプリンクラーの設置?や、愛の家では〝電気錠の設置?など、かなり大規模な工事が必要となるものが出てきました。一方、最近「介護離職ゼロ」という言葉を、新聞・テレビで見る(聞く)ことが多いと思います。福祉関連職の給料は、決して良いとは言えませんが、やはり他産業に比べて給料が低いという見方が根強く、離職ゼロのためには、やはり待遇改善が先であるとも言われています。離職ゼロの前に、人材確保という課題がありますが、幸いにして、愛の家では昨年4月、福祉専門学校から4名の新入職員を迎えることができました。夏に行なった職員面談では、やはり他施設の友達と比べたら〝給料は安いです?と断言されましたが、それでも「愛の家を選んでよかった!」と皆さん言ってくれました。給与を除けば、愛の家のいいところ=魅力を、たくさん知ることができました。その魅力こそが〝愛の家の強み?です。強みは伸ばしアピールし、弱みは克服し改善しながら、報酬は下げ、賃金はアップを!という厳しい情勢が続くことが予想されますが、新入職員の気持ちを裏切ることのないように、そして今いる職員の〝働きがい?を大切にしながら、今年、新たなレールを敷いていきます。施設は、改築後15年経過し、各所で不具合が出てきていますが、利用者さんの居室やリビング、日中活動の場所、そして職員が使用する所、等の修繕や改修を行ない、住みやすく働きやすい職場作りを心掛けていきます。今年も更なるご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。新年あけましておめでとうございます。昨年9月に理事長に就任しました橋本です。「はたらくもののカンパとおおくの人びとのたすけによりてきょうだいたちのこころとからだのよみがえりのためにここに愛の家をつくるこの家のあかりちいさいけれどもともしつづけて大いなるくにのかいなのなかにすべてのきょうだいたちがいだかれるためにわれらちからをあわせつくす」。この文章は1971年5月に「愛の家」が建設されたときに、初代の全電通近畿社会福祉事業団理事長であった、故片山甚一氏(元参議院議員・元全電通近畿委員長)の碑文です。現在も「愛の家」の門から入った玄関脇にプレートとして刻まれています。設立から今年で45年を迎えた現在もその理念・思いは色あせることはありません。そして、1995年4月には神戸市須磨区に特別養護老人ホーム「あいハート須磨」が建設され、こちらは今年で21年を迎えます。両施設は、現役の組合員や退職者の会の皆様をはじめとする多くの支援により、今日まで運営されてきました。また、2013年5月には、新たな事業展開として、介護付有料老人ホーム「あいハート離宮前」を開設しました。今年も事業の安定化と自立化を目指し、同時に施設として地域での役割や貢献を果たすことを目的に、事業経営に取り組んでいきたいと考えています。また、現役労組組合員や退職者の会の皆様がより多く各施設に足を運んでいただくような機会を設け、イベント開催や情報発信に努めて参ります。日頃の感謝と、引き続きのご支援をお願い申し上げ年頭のご挨拶といたします。事業の安定化と地域への貢献〝働きがい?のある職場作りを目指して新年のごあいさつ平成二十八年愛の家施設長川口和寛理事長橋本寿樹昨年のクリスマス会にて2 2016年1月220号愛&ハート