愛&ハート220号

愛&ハート220号 page 3/8

電子ブックを開く

このページは 愛&ハート220号 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
新年あけましておめでとうございます。旧年中は、あいハート離宮前の運営に対し、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。当ホームはお陰様をもちまして全館満室という盛況のうちに新年の佳節を迎えさせていただ....

新年あけましておめでとうございます。旧年中は、あいハート離宮前の運営に対し、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。当ホームはお陰様をもちまして全館満室という盛況のうちに新年の佳節を迎えさせていただくことが出来ました。このように早期に満室が達成できましたのも、偏に皆様方のご支援の賜物であると心より感謝申し上げます。さて、私は平成26年度より当法人にお世話になり現職に着任いたしましたが、それまでは外から、これほどまでに後援会や諸団体、有志の皆様によるご寄附に加え、NTTの現職ならびにOBの方々や地域の皆様によるボランティア活動等のご支援がいただける法人は唯一無二であろうと羨望しておりました。そのような私が今や法人の一員として皆様に感謝いたします日々を送っておりますのは何か不思議な感じもしますが、今の重責を務めさせていただくことになりましたご縁に感謝しつつ、よりご満足いただけるケアやサービスの提供を目指して日々精進しております。特に昨年はこれら後援団体の皆様にホームをご見学いただきます機会にも恵まれ、私を含め職員にお声かけをいただきましたことは大変喜ばしく、励みになっております。昨年は介護保険報酬のマイナス改定がございました。さらに、いわゆる内部留保を含む経営状態の透明性の確保、組織としてのガバナンスの確立、非営利性・公共性に由る地域ニーズへの対応や、セーフティーネットとしての機能など社会福祉法人の根幹にかかわる法や制度の改正があり、本年はそれらを更に具体的に示していかなければならない年でもあります。また、いよいよ団塊の世代の方々が75歳を迎える2025年まで10年を切る年に突入しましたが、景気の先行き不透明感、世界的な環境や治安の悪化、待機児童問題が解消されない現況下では少子高齢化はむしろ加速傾向にあり、加えて核家族化の進行、女性の就労拡大、都市部への人口集中とそれに伴う住宅事情の変化などに起因する家庭・家族の介護力の低下は顕著であり、高齢者の住まいと生活に関わる我々の役割は増すばかりです。このように社会福祉法人を取り巻く環境は激動し、高齢者介護のニーズが増す一方で人材確保の窮状は深刻さを増す厳しい時代にはありますが、全職員の精励と英知を結集させ、お一人おひとりに丁寧な対応を心掛けるあいハートならではの「おもてなしの精神に基づいたサービス」と「生活リハビリを基本としたケア」で、あいハート離宮前のブランドを確立すべく一層の努力をして参りますので何卒ご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。年頭にあたり、皆様方のますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。ご利用者やご家族の皆様、NTT労組をはじめとする多くボランティアの皆様からの温かいご支援とご協力を賜り、無事新春を迎えることができたことを心より御礼申し上げます。昨年は、あいハート須磨開設20年周年という節目の年ということもあり、「あいハートブランド」の源泉である「あいハートらしさ」を明確化に取組みました。この作業の過程で「心が動けば体も動く」という考え方を再確認できたことは有意義であったと思います。あいハート須磨は、開設当初から利用者の主体性や意欲(気持ち)、個性を尊重しながら、「生活リハビリ」を通じた自立支援に取り組んでまいりました。「心が動けば体も動く」とは、楽しいと思える事や興味がある事であれば自然に体を動かすことができ、利用者の残存能力を維持・向上させるとともに廃用症候群の予防を図るというあいハート須磨の介護方針をシンボリックに表現した考え方です。特養やデイサービスで企画するイベント等は、この考え方に基づいて行われていますが、根拠を充分に認識したうえで企画を立案できているかといえば必ずしもそうとは言い切れない状況にありました。「心が動けば体も動く」というキーワードを再確認できたことで、「介助方針の継承に向けた取組みが希薄化している」ということや「業務の流れに関する指導に重点を置きすぎる傾向にある」といった課題をより現実味をもって受け止めることができました。この20年間、介護保険制度の導入による業務内容の変化や業務量の増加、入居者の要介護度の重度化等、様々な環境変化に伴い「あいハートらしさ」も影響を受けてきました。「あいハートらしさ」は、結果的に1組織風土、2職員特性、3運営方針、4介護方針、5サービス水準、6労働環境、7人材育成、8人材確保というカテゴリーで明確化することができ、同時に継承に向けた課題の整理と課題解決に向けた行動計画の方向性の整理を行いました。今年は、「あいハートらしさ」の継承に向け、具体的な行動計画を意識的に実践する最初の年にしたいと思います。本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、2016年が皆様にとって、幸多き年となりますよう、心からお祈り申し上げ年頭のご挨拶といたします。あいハート離宮前ブランドの確立を目指してあいハート須磨施設長森本光弘「あいハートらしさ」の継承に向けた具体的な行動計画を実践する年にあいハート離宮前施設長古崎徹愛&ハート2016年1月220号3