愛&ハート220号

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きぼう明けましておめでとうございます。昨年の児童部は、入所者(児)の入れ替わりが目立った年でした。児童部を卒業された人は適齢で自立した生活に移り、個々の夢に向かい生活してくれることを祈っています。また....

きぼう明けましておめでとうございます。昨年の児童部は、入所者(児)の入れ替わりが目立った年でした。児童部を卒業された人は適齢で自立した生活に移り、個々の夢に向かい生活してくれることを祈っています。また、旧法の影響で大人(18歳以上)なのに子どもの施設で生活をしなくてはならない状態が続いていた人も、全員大人としての生活が保障される環境に移ることができました。私が入社してから、きぼうが「子ども」のみとなったのは初めてのことでした。ライフステージが限定されてきた分、支援が楽になったのか?それとも更に専門性を深め、子どもたちが満足のいく支援やサービスを提供するのに、努力しなければならなくなったのか?スタッフ各位に問いかけるまでもなく、「子ども」というライフステージに必要な意識と働き方になってきているように思います。幼児期に必要なこと、心と身体が大人に移り変わる頃に必要なこと、大人の生活に移るのに必要なこと、それらに加え子ども自身、必要になった特別なサービス(支援)と行動面での配慮など、より深く子どもと障がいについての専門家になる必要があります。その解りやすい専門性の一つに「国家資格」があります。昨今、資格保有者が増え、今年も資格取得に向け励んでいる職員が多くいます。個人が資格保有することを誇りに思いますし、何より子どもたちが活き活きと生活し、「愛の家でよかった」と思ってもらえるために、スタッフは知識と知恵を増やし、施設は、人という個人の集まりではなく良きものを生み出す「強みの集団」となることを願っています。新年あけましておめでとうございます。平成27年度の事業計画も終盤に入りましたが、かがやきにて、特に力を入れている2つの項目について振り返りたいと思います。一つは地域移行支援です。上半期、3名の利用者さんの地域移行を実現しました。現在も、地域の相談支援事業と連携し、数名の利用者さんの移行支援(グループホームの体験利用等)を行っており、今後は全ての利用者さんの施設生活からの移行(自己実現に向けたサポート)を目指したいと思います。もう一つはスタッフ個々の専門性の向上です。毎月、ケース担当者が主体となり、個別支援計画のモニタリングを実施しています。本来であれば最低半年に1回、サービス管理責任者がモニタリングを行なえばよいのですが、それでは利用者さんの月々の状況の変化や支援内容の修正が出た際、チーム内での情報共有が不十分になってしまいます。何より現場のスタッフが支援の根拠となる計画内容を理解して実践できなければ、計画が絵に描いた餅になってしまいます。スタッフそれぞれが責任を持って行動し、目標達成に向けてのプロセスを踏まえて取り組むことで、充実した達成感を味わえると思います。そこで実感した「やりがい」は、専門性の向上につながり、さらには利用者さんへのサービスの質の向上にも繋がると思います。今年もより一層力を入れ、スタッフ一丸となり取り組んでいきたいと思います。主任鎌倉大志かがやき主任山本裕之新年明けましておめでとうございます。昨年は、就労継続支援B型の日中活動(授産事業)を中心に見直しをかけた一年となりました。食品部においては、委託販売先の見直しや準職員もパンを焼けるような体制にしたことで、職員の稼働や動きが眼に見えて良くなったと保護者の方から褒めて頂くこともありました。人の稼働効率が良くなった分、利用者さんに対する支援が手厚くなり、随分作業場の雰囲気や職員間の連携も取れるようになったと実感しています。さて、新年の抱負としては、新規作業の定着と開拓です。昨年より牛乳パックリサイクル作業やタオル内職作業を開始しました。利用者さんの人数が増えた中、特に作業(仕事量)の確保が必須となります。仕事には当然として納期があり、責任が付いてまわります。あまり納期を意識しすぎると利用者支援が手薄になり、納期が厳しくないと作業単価が安い為、工賃アップにはつながりません。バランスがとても重要であると感じています。これらに加え、モチベーションが上がる作業や、やりがいが持てる新規作業を開拓し実現に向けて取り組みたいと考えています。今年も、どうぞ工房みさき一同よろしくお願い申し上げます。工房みさき部門長渡會幸喜▲職員研修の様子新年のごあいさつ平成二十八年▲自立に向けて▲夕涼み会を手伝ってくれたメンバーと4 2016年1月220号愛&ハート