愛&ハート220号

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特養新年のごあいさつ平成二十八年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。特養は平成7年4月から一度もシャッターを閉めることもなく、入居者・利用者の生活と命を昼夜守ってきています。....

特養新年のごあいさつ平成二十八年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。特養は平成7年4月から一度もシャッターを閉めることもなく、入居者・利用者の生活と命を昼夜守ってきています。私は命のバトンを繋いでいると思っています。仕事を通じて多くの出会いと別れを繰り返してきましたが、昨年大きな別れがありました。開設以来2階にお住まいであったHさんが95歳で亡くなられました。Hさんは大変厳しい方でした。私がシーツ交換をした後は必ず呼び出しをされました。ベッド上にたくさんの物を置かれていて元通りに戻したつもりでも「違う!やり直し」と言われました。10年程前に私が主任に任命をされた時に挨拶に行くと苦笑いをされて首を捻られました。他の職員の仕事ぶりもよく見ておられ、いい加減なことをしている職員がいたら「あの人アカン。辞めさせた方がいい」と言われ、改善しない場合は私が呼び出され「あんたも辞めた方がいい」とよく怒られました。私は最期まで認められたとは思っていませんが、中には壁を越えて、認められた職員がいます。まさに、厳しく育ててくれたのだと思います。Hさんの最期は食事も水分も拒まれ自ら幕引きをされた立派な最期でした。ご家族からは常に「あいハートで看取ってね。母も願っているから」と言われていたのでその約束を叶えることができました。あいハート須磨では入居日に玄関から入って来られ、最期の日も玄関から皆に見送られこの世を後にします。今年も、この先も命のバトンを繋いで「ここで最期を迎えられて良かったな」と思ってもらえる施設であるよう頑張っていきます。須磨デイサービス新年を迎えて新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。さて、介護保険制度改正により、デイサービスは大きな波がありました。その波にのまれないように、日々努めています。新年を迎え現状打破、そして、新たな取り組みの導入を盛り込んで、デイサービスのあり方を模索していきます。まず、あいハート須磨としても初めての試みですが、PT(理学療法士)を採用し、機能訓練の向上に向けた取り組みを実施します。次に、現在の業務の見直しを行い、間接業務をアウトソーシングすることで、現場の職員がご利用者の皆さんに、今以上に関わりが持てるようにしていきます。現状に満足をせず、新しい取り組みも取り入れ、今以上にデイサービス質の向上に向け、職員一丸となって盛り上げて行きます。あいハート南町新年あけましておめでとうございます。昨年は開設一五周年の節目を迎えることができました。改めてふり返ってみますと、ご利用者様・ご家族様・ボランティアの皆様に支えられて運営できていると再認識し、さらに楽しさやあいハート南町の躍動感を感じる一年でもありました。心より感謝申し上げます。今年も豊富なプログラムの提供と季節感あふれる行事の開催、さらにお一人お一人に適した役割を担って頂くことで、ご利用者の活動を支え、参加の場を作り、ご家族様には介護からの休養・休息に活かしてご利用頂ける運営を目指してまいります。また、昨年は介護保険制度の改正がありこの先、保険給付の枠組みが変更され、新たな事業が始まるなど、デイサービスを取り巻く環境が変わることが予定されています。皆様に安心してご利用頂けるよう、改正に向けて必要な準備をしつつ、さらに楽しいと感じて頂けるあいハート南町を作ってまいります。今年もよろしくお願いいたします。部門長仙波剛主任川本善史短期入所新年明けましておめでとうございます。私が短期入所サービスに携わって13年間、多くの利用者さんと出会い、また、多くの別れを経験してきました。全てが私自身の糧となっていることは間違いありません。人は一人では生きていけない。誰かの支えなしでは生きていけない。多くのご利用者さんを支援する中で、常に自分自身に言い聞かせています。超高齢化社会に突入した現在、主たる介護者がいない独居高齢者、生活に困窮している高齢者、認知症高齢者も年々、増加傾向にあります。短期入所サービスは、レスパイトケア(介護者の休息・休養)だと言われています。しかし、それだけではないと思います。私たちの属している社会福祉法人の使命である「この世に生をうけた人びとが等しくその個性をもったまま尊ばれ、共に生き共に認め合い支え合う笑顔あふれる福祉社会をつくることを使命とします。」を大前提に考えた場合、レスパイトケアだけが短期入所サービスの役割ではないと考えています。平成28年も、認知症の有無にかかわらず、利用者さんを平等に支援し、その人の個性を大事にしながら、利用者さんと私たち支援者が、共に笑顔でいられる施設づくりを目指していきます。部門長宇根知英部門長永綱智明6 2016年1月220号愛&ハート