愛&ハート225号

愛&ハート225号 page 5/8

電子ブックを開く

このページは 愛&ハート225号 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
本格的な〝寿司?を提供する事ができました。 施設では、通常の食事提供はフロアーの利用者が食堂に全員集まり、職員が一斉に配膳しています。しかし、そのような提供方法だと職人さんの手さばきが見る事が出来ずに....

本格的な〝寿司?を提供する事ができました。 施設では、通常の食事提供はフロアーの利用者が食堂に全員集まり、職員が一斉に配膳しています。しかし、そのような提供方法だと職人さんの手さばきが見る事が出来ずに、握りたてでもありません。出来るだけたくさんの方に目の前で握りたての寿司を食べて頂きたいということから、少人数(約10名程度)ずつの方に提供していこうとしました。 17時30分から開店し、次々と来店されてきました。事前に楽しみにしていた方や、来て見てビックリ!された方、場所はともかくとにかく「美味しい!」と言って頂いた方、知っている顔(職員)が板前の格好をして握っている姿を見て笑顔の方などなど…中でも、普段、食がなかなか進まない方でも、気がつけば2皿をペロリと平らげた方や、「これ、店で食べたらきっと高いよ、お金は払わなくて良いの?」と心配されていた方、黙々と食べられた方、ご家族様の面会でご一緒に食べられた方、皆様、思い思いに寿司を堪能されていました。 皆様、やはり美味しいものが目の前に有り、会話も弾み、ゆっくりとされていたことから、こちらが予定していた時間から大幅にずれてしまい、最後の方には大変お待たせして申し訳ありませんでした。しかし、皆様、本当に満足された様子で「美味しかったよ、良かったよ。」とお声を頂きました。職員も利用者の方に、「おおきに、ありがとうございました!」と店員になりきっていました。 須磨デイサービスでは、将来の事業運営を見据え、今年5月より、理学療法士を配置致しました。今まで、デイサービスでの機能訓練は、ご利用者の残存機能を活かして「できることは、していただく」という考え方に基づいた「生活リハビリ」を中心に実践してきました。しかしながら、専門的見地が不十分なため、どうしても安全面を過剰に重視する傾向にありました。また、個別機能訓練加算や運動器機能向上加算についても、同様の理由から内容や効果について課題を感じていました。 理学療法士を配置したことにより、これらの課題は解消されつつあります。今後は、他職種協働で多様な意見を出し合い、個別計画に反映させるとともに機能訓練の質の向上に向け、スタッフの知識やスキル向上を重点的に取り組むこととしています。また、安心して機能訓練メニューに取り組めるよう、機器やスペースなど、ハード面の整備も実施していきたいと考えています。機能訓練の充実は、中期計画の重点課題として計画的に取り組むことで、須磨デイサービスの柱になるよう育てたいと思っています。 「心が動けば体も動く」、職員からの押し付けでなく、ご利用者から自発的に前向きな発言や行動を引き出せるよう、あいハート須磨だからこそ実践できる機能訓練(ぬくもりがあり、楽しく取り組めて成果が見える訓練)の確立に向け、日々努めて行きたいと思います。3年を目処にソフト・ハード両面からの取り組みを完遂させ、デイサービス事業の安定的運営の実現を目指したいと思います。機能訓練の取り組み特養主任原田 浩樹須磨デイサービス部門長仙波 剛愛&ハート 2016 年11 月 225 号5