愛&ハート227号

愛&ハート227号 page 3/8

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 愛の家『みらい』では昨年12月『にちようびの夢カフェ』という当事者主体の地域活動の開催に協力しました。 この活動が始まったきっかけは、平日の日中は事業所などで就労活動に取り組まれている 一人の当事者の....

 愛の家『みらい』では昨年12月『にちようびの夢カフェ』という当事者主体の地域活動の開催に協力しました。 この活動が始まったきっかけは、平日の日中は事業所などで就労活動に取り組まれている 一人の当事者の方の、「休日でも安心して行ける居場所や活動できる居場所があれば」という小さな思いから始まったものです。 開催に至るまでには、「どんな内容にするのか?」「どこで開催すれば沢山の人に来てもらえるのか?」など、半年に渡り何度もミーティングを行い、時には町内にある他の事業所の方や岬町社会福祉協議会の方へ協力を仰ぎました。 また開催の周知としてポスターやチラシを一緒に考え、配布も行いました。その結果、開催当日には当事者の方8名、そのご家族4名、支援者関係者5名といった多くの人が参加され、2時間という短い時間を会話や飲み物やお菓子などを食べながら楽しまれ、『活動に参加したい』『またしてほしい』との声を多く頂きました。今年も既に『活動に参加したい』当事者の方も新たに交え、次回の開催に向けたミーティングを初めています。 活動の全てにおいて主になったのは当事者の方です。その当事者の方が事業所の垣根やそれぞれ抱えられている障がいの種別を越え、身近な地域でヒト・モノ・コトを動かし結びつけられたことに、とても感銘を受けました。 愛の家『みらい』として普段の相談援助(計画相談/地域移行/一般相談)では、主に福祉サービスの利用を基に当事者の方と寄り添う事が多い中、地域との結びつきに課題を感じている面もありました。今回の当事者主体の地域活動を経験したことをきっかけに、愛の家の理念のひとつである、『地域に開かれ地域の人たちとともに歩む事が出来る施設』の相談センターの役割実現に向け、新しいアプローチが出来るよう励んでいきたいと思っています。 早いもので、気づけばもう年明けから1ヶ月が経過しました。しかし、旧暦で考えると1年も始まったばかり。温暖化だと言っても、各地で前例の無いような大雪が降るなどしています。寒さもまだまだこれからが本番となるところでしょうか。 今年の干支である鶏さんは、卵から始まりその身に至るまで、厨房では本当に大活躍なのですが、特に冬場は頻繁にその名を聞く『鳥インフルエンザ』によって、受難の日々を強いられることが懸念されます。いずれ頂く命でも、『鳥インフルエンザ』のせいで無益に、そして大量に奪われてしまうのがつくづく悔しい!といつも感じてしまいます。 人間サイドも同じく、『インフルエンザ』や『ノロウイルス』等、この時期特有の嫌なカタカナがテレビや新聞に飛び交っている毎日です。 この二大巨頭ではないにせよ、風邪や胃腸炎に罹ってしまった利用者さんは今年に入って何人かいらっしゃいます。特に胃腸炎は、普通に食事を摂ることが非常に困難になってしまいます。そうなると体力も落ちてしまうし、弱り目に祟り目で別の病魔が近寄ってくる可能性が…と、負の連鎖に戦々恐々とならざるを得ません。 幸い利用者さんの回復も早く、すぐに普段の生活に戻っているのを知ってホッ!と安心するのですが、調理の場でも健康を損なう要因を作り出さぬよう、衛生面等に注意を重ねて参ります。 最後に再び干支話へと戻りますが、食用にされてしまう機会から何度も生き延び、今や大阪、天王寺動物園のアイドルとなった鶏のマサヒロ君や、日本最古級の神社、奈良の石上神宮にて元気に雄叫びする御神鶏さん達にあやかって、利用者さんも職員の皆さまもこの冬を無事乗り切って頂けますように!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・栄養士 高松 尚子安心・安全をめざして相談支援員 新留 暁大地域との結びつき をめざして愛&ハート 2017 年2 月 227 号3