愛&ハート231号

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介護現場のリスクマネジメント短期入所部門長宇根 知英3 回シリーズ掲載第2回 昨年度まで、あいハート須磨の事業計画は、単年度のみの計画でした。短期入所部門においても、特養の併設という観点から短期入所独自の....

介護現場のリスクマネジメント短期入所部門長宇根 知英3 回シリーズ掲載第2回 昨年度まで、あいハート須磨の事業計画は、単年度のみの計画でした。短期入所部門においても、特養の併設という観点から短期入所独自の事業計画が無かったも同然でした。事業計画は、特に大きな課題については、中長期的な視点をもって取り組んでこそ「花開く」という考えのもとで平成29年度から、短期入所部門独自の中期計画を三年計画で策定しました。 項目の中身はというと、①サービスの向上(送迎サービスの充実と入退所曜日の平準化)、②人材確保と育成(ショート相談員の配置)、これら大きな二本の柱を掲げています。その中から、今回は①の取り組について少しご紹介させて頂きたいと思います。 まず、何故に送迎サービスの充実という課題が浮き彫りになったのかというと、利用者ニーズもさることながら、曜日によって(特に月・金・祝日明け)入退所人数に差が生じ、そのことによって職員の業務負担が大きくなっている。このことを是正していくために、「土・日、祝日の送迎サービスの開始」という大きな目標を掲げ取り組んでいくこととなりました。 取組開始に先駆け、短期入所事業の課題解決に向けたプロジェクトチームを発足させました。メンバーは6名、「メンバー個々が、課題意識を持ち、自らの意見をもって会議に参加する」を合言葉に毎月の会議を開催し、協議検討を重ねているところです。 メンバーの知恵を出し合いながらも、これまでの仕組みを変え、新しいことにチャレンジするということは、なかなか容易ではありません。送迎サービスの充実というゴールに到達するまでには幾つもの壁を乗り越えなければいけませんが、「何のために、何をするのか」を見失うことなく、必ずや目標を達成するという信念をもって突き進んでいけることを確信しています。 この先、平成31年度のあいハート須磨(短期入所部門)の変革を期待していて下さい。 「ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ・・・・」 食後の慌ただしく職員が動いているフロアーでキッチンタイマーが鳴り響いています。一瞬職員が周囲を見回し鳴っている方向を確認すると少し離れた所にあるトイレの前で鳴っていました。再び足早にトイレに駆けつけキッチンタイマーのボタンを押して音をストップさせ、中にいる入居者様に声をかけました。 この度、トイレに入居者様を長時間座らせてしまうという事象が発生してしまいました。幸いにも入居者様の健康状態の変化や精神的な負担はありませんでしたが、これが大きな事故に繋がると判断し事故報告として取り扱いました。事あいハート須磨・離宮前短期入所部門における中期計画台風一過の朝2017.10.23.7:00愛ハート須磨の屋上から特養部門長 原田 浩樹4 2017 年11 月 231 号 愛&ハート