愛&ハート231号

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故として取り扱うことで再発防止策を検討し実施しなくてはなりません。今回の事故が発生した原因はトイレにお連れしたことを「忘れてしまう」ということでしたが、再発防止策は「そのトイレは使用しない」、「『使用....

故として取り扱うことで再発防止策を検討し実施しなくてはなりません。今回の事故が発生した原因はトイレにお連れしたことを「忘れてしまう」ということでしたが、再発防止策は「そのトイレは使用しない」、「『使用中』、『空』の札を設置する」でした。この対応策で1週間実施しましたが、居室の前にあるトイレを使用出来ないということは、職員にとってもとても不便であり、また札を付けていてもどうしても見落としてしまうことがありました。 今までもそれぞれの事故に対して再発防止策を立てていましたが、今回のように事故の原因と再発防止策にズレがあり適切に実施されなかったり、再発防止策そのものが形骸化してしまい、いつのまにか実施されなくなり同じような事故が発生してしまうこともありました。 今年度からの取り組みの一つとして、この再発防止策に対して「再評価」を行うことになりました。事故が発生し再発防止策を立て、実際に防止策が機能しているのか、事故の防止策として適切なのかを1週間後に見直すことになりました。今回の事故の再評価では、事故が発生した原因は「職員がトイレへお連れしたことを忘れてしまう」ということでした。単純に忘れなければ良いのですが、食後の排泄介助は数名の介護職員で行いながら、同時にたくさんの入居者様に対して様々な対応を行っています。どうしても慌ただしくなってしまい、時間に追われがちでつい忘れてしまいます。そこで、忘れない様にキッチンタイマーを設置してみてはどうかという案を部門長会議より頂き、誰もが気がつきやすくすることで事故防止をすることができました。ほんのちょっとしたことで事故を未然に防ぐことが出来るということがわかりました。 また、個別に再発防止策を立てないと行けないケースではケアプランに盛り込むことで形骸化を防ぎ、モニタリングで評価することが出来るのではないかと考えました。事故の原因は何なのか、入居者様のリスクがどのような所にあるのか、防止策が何のために実施されているのか、どのような効果があるのかを考えながらリスクマネジメントに取り組んで行きたいと思います。 あいハート須磨に入社し二年目を迎え、介護士としての業務、そして利用者さんとの関わりの中で多くの事を学んできました。 入社当時は、宮崎の田舎から単身で神戸へ就職し、右も左もわからない状況で自分の事で精いっぱいでしたが、利用者さんの温かいお言葉や先輩方のサポートのおかげもあり、二年目を迎えることができました。 二年間の間、様々な行事の中で利用者の皆様の笑顔も見ることも出来ました。夏祭りでは、去年と今年と二年とも実行委員に選出されました。至らないことも多くありましたが、その中で様々な気づきや反省点も見え今後に多く役立つことのできる知識を得ることが出来たと思います。 業務では介護技術のみならず、利用者さんとの関わり方を初め、先輩方から具体的にどうすればいいかという事を教えて頂きました。今となってはそういった一つ一つの積み重ねが現在の自分を支えているのだと思います。 介護という離職率の高い業界で、あいハート須磨の職員として今後も頑張っていこうと思えることに感謝しております。それらに感謝するとともに、これから後輩が出来た際には、自分もそういったサポートが行える様にこれからも業務の中で学びを深めていきたいです。二年目を迎えて須磨デイサービス スタッフ島田 伸樹愛&ハート 2017 年11 月 231 号5