愛&ハート232号

愛&ハート232号 page 2/8

電子ブックを開く

このページは 愛&ハート232号 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
平成30年新年のごあいさつ 新年あけましておめでとうございます。 日頃は事業団に対しまして、多大なご支援・ご協力をいただいておりますことに心から御礼申し上げます。このたび、前橋本理事長の退任を受けて、新....

平成30年新年のごあいさつ 新年あけましておめでとうございます。 日頃は事業団に対しまして、多大なご支援・ご協力をいただいておりますことに心から御礼申し上げます。このたび、前橋本理事長の退任を受けて、新たに理事長に就任いたしました嶋本佳和です。現在、NTT労組関西総支部執行委員長ならびに情報労連近畿ブロック協議会議長の職にあります。先輩から引き継いでいただいた事業団の発展・継承に全力で頑張る所存でございます。よろしくお願い申し上げます。 さて、事業団を取り巻く状況についてですが、各施設とも平成29年度の事業計画等は概ね順調に推移しているものの、職員の確保に苦労しており、今後いかに人材を確保していくかが大きな課題となっています。福祉の現場では以前から人材不足が問題となっていましたが、ここにきて深刻さを増しており、求人広告を出してもあまり反応がない状況で、早期に人材を確保する必要があります。 このような状況の中、昨年は求人Webサイトへの掲載や京阪神の福祉専門学校等への訪問活動だけではなく、九州地方の高校の先生方との面談会に参加する等、様々な施策でアプローチを行いました。又、就職に伴う転居を支援するため、住宅手当に加えて就職支度金貸付制度を新設し、県外からの求人を積極的に進めています。更に昨年12月にはベトナムにも足を運び、EPAによる介護福祉士候補者との現地説明会に参加してまいりました。 現状、団塊の世代が後期高齢者に達する2025年には、全国的に介護人材が約40万人不足するといわれています。事業団としても、更なる採用に向けた施策を強化していきますが、採用につながる情報がありましたら、是非とも一報をお願いしたします。 事業団の活動は、バックアップしていただいているNTT労組の後援会活動や個人、他団体からの寄付金等も大きな支えとなっていますが、その期待に応えるように安定した経営と質の高い介護、支援サービスの提供を維持していきたいと考えております。 更に、今以上に収支改善の取り組みも進め、事業団の経営の安定化と発展(自立化)を図り、施設として地域での役割を果たすよう努めてまいります。 結びに、情報労連・NTT労組グループ連絡会並びに退職者の会の仲間の皆さんには、施設の環境整備や運動会・夏祭り等のイベントへの積極的なご参加をいただいていますが、そのボランティア活動が各施設にとって大きな力になっています。 日頃の感謝を申し上げますとともに、引き続きのご支援をお願いしまして、年頭の挨拶といたします。理事長嶋本 佳和 新年あけましておめでとうございます。日頃より当施設の運営に対し、格別のご理解とご支援を賜り心よりお礼申し上げます。皆様方のお力添えをもちまして、無事に新春を迎えることができました。 さて、施設運営において最も大切なこととは何でしょうか? 安倍首相が掲げた『一億総活躍社会』とは、女性も男性も、お年寄りも若者も、障がいや難病のある方も、誰もがその能力を発揮でき、生きがいを感じられる一億総活躍社会を創り上げるというものです。その取組もあり、2017年は景気が緩やかに回復しバブル期を超えるほどの有効求人倍率(1.56倍)となり、社会福祉・介護サービス業では4倍を超えました。しかし高い倍率が示すのは人材不足の深刻化であり当施設においても他人事ではありません。利用者さんに十分なサービスを提供するためには人材確保は不可欠です。そしてその人材を定着させ、育成することが大切です。つまり施設運営において最も大切なことは人材育成にあると考えます。 人材育成には、施設が求める職員像を明確にし、計画的かつ体系的な仕組みづくりをしていくことが求められます。また職員が、自分の担っている仕事にやりがいや魅力を感じ、目標を持ちながら専門性を高めることのできる環境を整えていく必要があります。そのため、昨年は人材育成の一環として人事異動を行いました。個々の職員に応じたキャリアパスを構築しやりがいのある職場を目指し、基本に立ち返り施設運営に取り組んでまいります。人が成長するために必要な要素は『出会い・経験・気付き』だと考えます。利用者さんや職員との出会い、仕事でうまくいったあるいは失敗した経験、そしてそこから生まれる利用者さんに対しての気付き、先輩からのアドバイスによる気付き、自分自身への気付き…その全てがマンパワーを形成していると考えます。職員一人一人の声に耳を傾け、ともに学び成長していけるよう、精進してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 皆様方にとって健康で幸多き1年でありますよう、心よりお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。愛の家施設長川口 和寛経営の安定化と自立化に向けて人材育成に注力する2 2018 年1 月 232 号 愛&ハート