愛&ハート232号

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 明けましておめでとうございます。ご利用者やご家族の皆様、多くボランティアの皆様からの温かいご支援とご協力を賜り、無事新春を迎えることができたことを心より御礼申し上げます。 今年は、3年毎に行われる介....

 明けましておめでとうございます。ご利用者やご家族の皆様、多くボランティアの皆様からの温かいご支援とご協力を賜り、無事新春を迎えることができたことを心より御礼申し上げます。 今年は、3年毎に行われる介護報酬改定の年にあたります。前回(平成27年度)の改定による影響は大きく、現在、全国の特別養護老人ホームの約3割は赤字と言われています。また、小規模デイサービスでは、廃業による事業所数の減少が進むなど、介護保険事業を取り巻く環境は非常に厳しい状況にあります。あいハート須磨も大幅な減収になりました。この間、報酬改定による減収は、各種加算を算定することで補ってきましたが、加算の種類によっては算定するために新たな支出が発生するものもあり、収支は大変厳しい状態が続いています。 このような状況の中、平成30年度の報酬改定は0・54%引き上げになるとの報道がありました。但し、これは介護保険事業全体としての数値であるため、事業種別によってはマイナス改定になる可能性を含んでいます。 現在の事業を安定的に継続するためには、生産性の向上と新たな収入源の創出が不可欠です。今年は、ICT化の領域拡大を中心に生産性の向上を推進するとともに、新規事業の検討についても前進させたいと思っています。新規事業については、これまで神戸市の介護保険事業計画を基に検討を進めることにしていましたが、新たな収入源の創出という観点からすれば、介護保険事業よりも保育や障害福祉、保険外サービスの方が有効かもしれません。情報収集を行い、方向転換も視野に入れて取り組む予定です。 新しいことにチャレンジしながら、環境変化に適応できるよう進化していきたいと思っていますので、本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。2018年が皆様にとって、幸多き年となりますよう、心からお祈り申し上げ年頭のご挨拶といたしますあいハート須磨施設長森本 光弘 新年あけましておめでとうございます。 旧年中は、ご利用者様、地域の皆様、NTT労組をはじめとする各種団体やOBの皆様方による格別のご高配を賜わり厚く御礼申し上げます。 さて、平成29年は介護保険制度が始まって以来、最も厳しい有効求人倍率が記録された年となり、当ホームもこれまでに経験したことのない人手不足に苛まれた1年となりました。 人材確保ではハローワークはもとより各種広告媒体といったこれまでセオリーとされてきた取り組みでは応募すら得られない状況が続き、なかなか職場の意気といいますか「気」の維持が大変な年であったと思います。 世間に目を向けましても失業率は低水準で、就職内定率はバブル期以来という高水準にありながらも、昨年の漢字が2位以下に大差をつけて「北」であったことに象徴されますように、何か世の中は「不安」が先行して「元気」と言いますか「活気」がないように感じますが、連日のように近隣諸国との関係悪化、自然災害や企業による相次ぐ不祥事などが報道される中にあっては望むべくもないのかもしれません。 しかしながら、かねてより皆様とお約束をしました通り、私はご入居者様をはじめ、あいハート離宮前という縁で結ばれた全ての人が幸せになれるホーム、地域の宝となるホームをぶれることなく一貫して目指しております。 幸い私たちの側には、激動の時代を乗り越えてこられた人生の先輩方がおられますので、このような時代にあっていかに「気」を高めていくか、お知恵を拝借しながら共に鋭気を養い、皆様がかつて描いておられた夢の老後が実現するサービスをハツラツと提供させていただきたいと考えております。 今年の漢字が、元気・活気・覇気・鋭気・景気などを象徴する「気」だと胸を張って言えるように、職員一同一層の努力をしてまいりますので、何卒ご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。 皆様方のますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。あいハート離宮前施設長古崎 徹新しいことにチャレンジして進化「 気 」愛&ハート 2018 年1 月 232 号3