愛&ハート233号

愛&ハート233号 page 3/8

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 愛の家でお世話になり、早3年が経過しました。この期間、工房たんのわ(通所作業所)のみの配置で、仕事内容もこのセクト的なものしかできません。しかし、この偏った仕事内容が私の生活や個性的なものにも大いに....

 愛の家でお世話になり、早3年が経過しました。この期間、工房たんのわ(通所作業所)のみの配置で、仕事内容もこのセクト的なものしかできません。しかし、この偏った仕事内容が私の生活や個性的なものにも大いにマッチングしているように思います。 支援の何たるかを全く知らずの入職でした。先輩方に少しずつ親切に指導を受けましたが、牛歩の修得度合で、教える方もさぞや大変だったことでしょう。ただ、独善的な思い込みかもしれませんが、自分の裁量も少しは認めて頂けたように思います。だから今はストレスなく仕事に取組むことができています。 このかなり個性的なオッサンが力一杯動けるのも直属の上司や先輩方の機転と度量の大きさのおかげと感謝しています。この自分の身の丈に合った素晴らしい仕事を終えたあとは、アフターファイブに賭ける生活にスイッチです。 約20分で帰宅すると、ほぼ毎日、道衣に着替え、支援員から武道の指導者に身も心も大変身。仕事とはまた違った新たな気合が入ります。 少林寺拳法という柔術的技術に魅せられて40数年、趣味を超えたライフワークといえばカッコはいいが「道楽」という言葉がピッタリです。手塩にかけて人を育てる、なんて聖人君子のようなことは言いません。人が伸びていくのを間近で関れるのが、人生一番の道楽なそうな…。 仕事と道楽のマッチング、その仕事や人との出会い、おかげで得られた安心立命と頑健な心身等々、数限りないシンクロニシティーを楽しみつつ、人生を青春(?)を謳歌してまいります。 早いもので、相談支援員としての業務について1年が経とうとしています。 振り返ってみると支援者として児童部の〝きぼう?と成人部の〝かがやき?で約8年間、利用者さんと直接関わりのある食事支援や入浴支援をしていましたので、相談支援員としてやっていけるのかとても不安でいっぱいでしたが、先輩に業務内容を丁寧に教えていただき、徐々に不安も和らぎつつあります。 また、いろんな事業所、関係機関に訪問させていただき出会いの多い1年だったなと思います。 近年、認知症の問題や孤立など地域を取り巻く課題は複雑化しています。岬町では社会参加の促進や交流が持てる場としてたくさんの「まちなかサロン」や「コミュニティカフェ」が60か所以上あり私も時々、当事者の方と一緒にお茶を飲みに行きます。 昨年、当事者の方から休日の居場所として「カフェ」を自分たちでしてみたいと相談がありミーテイングを繰り返し岬町社会福祉協議会のご協力があり、2か月に1回程度開催しています。 当初はあまり知られていないことから来られる方も少なかったのですが今年1回目となる1月20日の開催は大盛況で沢山の地域の方にお越しいただき、用意していたお菓子が足りず途中で買いに行くほどでした。 「カフェ」では地域の方が当事者の方の話し相手になっていただき、当事者の方からは最近の近況報告などで交流の場として賑わっていました。このような取り組みにより、地域が課題に気づき支え合うことが重要だと改めて気づかされました。 相談支援センター「みらい」では主に福祉サービスの利用を基に当事者の方の思いをくみ取り寄り添うことが多いですが、地域との交流の大切さを実感した1年でした。 これからも頑張ります。かがやきスタッフ 青枝 増行生業(なりわい)と道楽相談支援専門員 南 美鶴1年を振り返って練習風景愛&ハート 2018 年2 月 233 号3