愛&ハート236号

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 平成30年3月、「介護職員の緊急時対応研修」に入職5年目の私と2年目の介護職員3名で参加して来ました。その時に学んだ内容について、研修を受けたメンバーで内容や資料・構成等を話し合い、部門内で6月から8....

 平成30年3月、「介護職員の緊急時対応研修」に入職5年目の私と2年目の介護職員3名で参加して来ました。その時に学んだ内容について、研修を受けたメンバーで内容や資料・構成等を話し合い、部門内で6月から8月にかけて、全3回のシリーズで毎月研修会を開催しています。 第1回目は「誤嚥を防ぐ食事介助の基本と誤嚥が起きた時の対処方法」を開催しました。参加者には実際に悪い姿勢や介助方法で食べてもらう事や、誤嚥が起きた時の対応(背部叩打法やハイムリック法)を実際に体験してもらいました。感想として「姿勢が悪いと飲み込めないと改めて感じた」「喉に詰まった時に背中を叩くポイント・タイミングが分かった」等々たくさんの意見があがりました。 第2回目は「緊急時の報告方法(SBAR)」の研修会を開催しました。SBAR とはSituation(利用者の状態)、Background(経過)、Assessment(状況から考えられる事)、Recommendation(具体的な要望・要請)の頭文字で、必要な項目を短時間で伝える為にアメリカの医療現場で普及している報告方法です。この研修会では一つの事例について、グループで報告内容を話し合って発表する形式で実施しました。日頃報告をする機会の少ない職員は上手くまとめられず困惑する場面もあり、今後の課題も発見できました。 シリーズ最終回の第3回目は日頃お世話になっている近隣の須磨消防署のご協力のもと、AED のデモ機と訓練用の人形をお借りして、「心肺蘇生法とAEDの使用方法」の研修会を8 月に開催する予定です。今回の研修会は、入職2年目の職員が司会・進行を行い、私はオブザーバーとして参加しています。慣れない役割を緊張しながら担っている若い職員達の姿を見ながら、とても新鮮な気持ちにさせてもらえる良い機会をいただけたと思っています。緊急時には正職・準職員も関係なく必要事項を分り易く伝えなければなりません。万一に備え、少しでも冷静・的確に実践出来るように、普段から職員みんなが意識しておく事が大事だと感じました。 私が介護の仕事を始めたころ、一人の素敵なケアマネジャーさんと出会いました。その方は、利用者様と家族様それぞれの思いをしっかりと聴き、異なる要望をうまく調整し、実際にサービスに入る私たちにも適切な助言を下さいました。私は新米ヘルパーだったこともあり、ただただ、すごいなぁと憧れていました。それから、漠然とケアマネジャーになりたいと思うようになり、素敵なケアマネジャーになる事を目標にしてきました。 ケアマネジャーの資格を取ってすぐ、あいハート須磨の居宅に入職させていただきました。訪問介護ヘルパーの経験しかなく、初めての事、分からない事ばかりで不安いっぱいでしたが、先輩方が丁寧にご指導くださったおかげで、一年間務めることが出来ました。 まだまだ、戸惑うことが多くて、自分でケアマネジャーと名乗るのが恥ずかしいのですが、利用者様、家族様のお気持ちをしっかり聴き取り、ご意向に沿った暮らしが実現出来るようなケアプランを作れるように努力していきたいと思います。あいハート須磨・離宮前介護職員の急変時対応研修入職して一年居宅介護支援事業所ケアマネジャー 余田 恵特養 スタッフ 川合 祥博4 2018 年8 月 236 号 愛&ハート