愛&ハート239号

愛&ハート239号 page 3/8

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愛の家の基本理念〝地域に開かれた施設を目指す?とある通り、生活介護を継続させるためには、関係事業者、保護者やボランティアの方々、地域住民の方々の理解や協力が不可欠となっています。私は通所部の工房たんの....

愛の家の基本理念〝地域に開かれた施設を目指す?とある通り、生活介護を継続させるためには、関係事業者、保護者やボランティアの方々、地域住民の方々の理解や協力が不可欠となっています。私は通所部の工房たんのわに配属され6年目となります。配属された初日に、リサイクル作業に同行させてもらいました。車に同乗し、コンビニやゴルフ場等の提携先よりペットボトルや缶等の資源を回収に行き、袋を入れ替えます。決められたルートの回収後に帰所し、利用者さん達が協力しながら、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶、その他に分別します。利用者さんと同じように私も分別をしたのですが、作業に慣れた利用者さんの素早い動きについていけず、目が回りそうになったのを覚えています。リサイクル作業は、とても綺麗な作業とは言えず、残液やタバコの吸殻なども残っているなかでの作業です。汚れることを気にせず作業を進める利用者さんの姿に、見た目とは違う清々しさや美しさを感じられることが出来るようになりました。それは共にリサイクル作業を続けるうちに、私もその作業がいつの間にか楽しくなってきたからでした。活動を通じて、出来る喜びが利用者さんの自信や笑顔に繋がればといつも感じています。こんにちは、愛の家「事務」のリーダーをしています森口です。私たち事務職員は、『愛の家の窓口』として〝笑顔の挨拶?〝明るい職場?を心掛け日々、励んでいます。その中で、今事務として尽力していることは「人材の確保」です。これは施設入所支援のサービス品質の維持や新規事業を検討していく上での最優先事項であります。求人募集については、新聞折込みや情報誌だけでなく福祉系専門学校への求人案内やハローワーク・インターネットサービスを使用した高校生向けの求人案内を展開しています。また、大阪及び和歌山で開催された福祉の就職フェアにも積極的に参加しています。就職フェアで愛の家ブースに来て下さり、そのうち2名の学生さんが見学に来て下さりましたが、うまく就職に結びついていないのが現状です。しかしながら、決して諦めることなく、どの媒体での募集が有効かを検討しながら、引き続き取り組んでいきたいと思います。さて、厚生労働省の資料では、福祉・介護分野の平均賃金水準は全産業と比較しても低い傾向にあり、平均勤続年数も半分弱と、離職率も高い傾向にあります。ですので、求人活動で頑張って職員を採用できたとしても、育成と定着が無ければ意味がありません。私が出来る事として、まずは部門長・主任と連携し、職員に求められる知識の向上を図ってもらうことや、資格取得支援制度を活用した資格取得による専門性向上の為のバックアップをしていくことだと考えています。福祉職は体力も気力も使いますが、人との関わりを大切に利用者さんの幸せを考えていけるやりがいのある仕事です。これからも現場職員と協力し合いながら、よりよい職場環境の構築を目指して頑張ります。事務リーダー森口威人材確保について愛&ハート2019年2月239号3