愛&ハート242号

愛&ハート242号 page 3/8

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に練習)↓振り返りを行い、日常生活に結びつけられるよう支援しています。また、児童の特性や発達段階を踏まえ、学びたいという意欲が持てるプログラム作成にも力を注いでいます。例えば、社会技能訓練では、「他者....

に練習)↓振り返りを行い、日常生活に結びつけられるよう支援しています。また、児童の特性や発達段階を踏まえ、学びたいという意欲が持てるプログラム作成にも力を注いでいます。例えば、社会技能訓練では、「他者との距離感」「プライベートゾーン」「電話の使い方」「挨拶の仕方」等、生活技能では、「着衣の仕方」「衣類のたたみ方」「手洗い」「歯磨きの」「トイレの使い方」等について取り組んでいます。今月の取り組みでは、「靴下の履き方」「人の話を聞く姿勢」について実施しました。「靴下の履き方」では、職員が絵カードを提示しながら説明を行い、注意点を示しながら履く様子を見てもらいました。靴下は裏返っていないか、きちんとかかととつま先の位置が合っているか等を職員が声掛けをして、一緒に確認しながら行いました。また、対人関係や集団参加が苦手で、自分を否定的に捉えてしまっている子も多くいる中で、関わり方を知り身に付けることにより、自分の気持ちが相手に伝わりやすくなり、皆と楽しく過ごせた時間(成功体験)が自信となり、自己肯定感を高めることができます。最初は出来なくても、SSTに参加し何度も練習を積み重ね、日々の生活の場とリンクすることにより、徐々に出来るようになっていきます。成長のスピードは様々ですが、日々の行動観察や記録をもとに、必要なスキルを学び身に付けられるよう、これからも取り組んでいきたいと思います。元号が平成から令和になりました。新しい時代を迎え、また、愛の家では創立50周年の節目を2年後に控え、それに向けた取り組みを鋭意検討中です。その中で、愛の家・グループホームみさきの今年度の事業計画のひとつに、新グループホームの建設に向けた取り組みがあります。これは、現在町内に点在しているグループホームが、建物の経年劣化や、ハード面での合理的配慮がなされていないなど多くの課題があるため、新たにグループホームを建設し、利用者さんが将来に渡って長く快適に生活を送ることができるように整備したい思いからくるものであります。現在は建設に向けての候補地の選定作業を進めているところですが、中々難航しています。建設においては様々な諸条件があり、1一定の広さ、2一定の幅の道路に面している、3調整区域でないこと、4一つの土地に一棟まで、5地域住民の理解等です。これまでの取り組みでいくつか候補地があがりましたが、狭かったり、逆に広すぎたりするなどして、いまだ決定には至っていません。しかしながら取り組みを諦めた訳ではないので、今後も取り組みを継続し、なんとか愛の家50周年の年までには、実現できるように努力したいと考えています。▲現在のグループホーム■グループホームリーダー山口真吾新グループホーム建設に向けた取り組み愛&ハート2019年8月242号3