愛&ハート243号

愛&ハート243号 page 2/8

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児童部では月に一度、子ども会議を実施しています。子ども会議では、児童と職員とで食事に関する事や余暇の過ごし方、外出先等をみんなで話し合っています。また、社会のルール・施設での集団生活のルールがある中で....

児童部では月に一度、子ども会議を実施しています。子ども会議では、児童と職員とで食事に関する事や余暇の過ごし方、外出先等をみんなで話し合っています。また、社会のルール・施設での集団生活のルールがある中で、自分達の生活について自分達で振り返るきっかけにもなっています。話は少し変わりますが、先日、大阪府の児童発達支援部会に出席し、施設内の課題について意見交換を行いました。すると、ここ数年で福祉型障害児入所施設では、発達障害を抱えた児童が増加傾向にあり、上手く自分の気持ちを伝える事が出来ずに子ども同士で喧嘩やトラブルに発展してしまうケースが増え、支援者としての介入の難しさが課題にあがりました。愛の家も同様に子ども同士のトラブルがあり、我々職員も支援の難しさを感じています。そんな中、子ども会議では「何故子ども同士で喧嘩が起きるのか」について話し合いました。普段、みんなの前で意見する事が苦手な児童も頑張って意見を出してくれました。また喧嘩にならない為の案を各自で紙に書く作業も行いました。「仲良くしすぎるから喧嘩になる」「相手の事を思いやらないから喧嘩になってしまう」「自分勝手だから」等と様々な意見が出て、子ども達なりに喧嘩をなくす為に一生懸命考えてくれました。最終的に「これから思いやりをもってみんなと接する」ということになり、その後はみんな意識してくれているのか、実際にトラブルは減ってきているように思います。私は、みんなで話し合って意見を出し合う事に意味があると思っています。卒業後は、社会人として社会の一員になります。障がいの有無に関わらず、個人が活躍出来るチャンスは誰でも平等にあるからこそ自分達の事、相手の事について考える事が出来る人間になって欲しいと思っています。愛の家で在籍している間に少しでも社会性を身に付け、立派に巣立ってくれる事を願いながら継続した活動にしていければと思います。〝げんき100倍!パワー全開!?をスローガンに、お楽しみと遊びの要素を取り混ぜた運動会を企画しましたが、当日(10月19日)は、天候の関係で〝晴天の秋晴れの下での開催?とはならず、館内2階の地域交流フロアで規模を縮小して、利用者さんと職員とのミニ運動会の運びとなりました。きぼうのこどもたち、〝かがやき?や〝たんのわ?の利用者さんが一堂に集まると、始まる前から会場内は熱気に包まれていました。開会式、準備体操の後、2チームに分かれての対抗戦を行いました。毎年恒例の「パン食い競走」は、大好きなパンを目指して進むも大苦戦。「デカパン競走」は、大きなパンツに二人が入って息を合わせてうまく走っていました。新種目「みんなで助けよう!どうぶつ救出大作戦!」は、竹筒二本にビニール袋で担架を作り、要救助の動物に愛の家かがやきリーダー山田泰之愛の家ミニ運動会を開催しましたきぼうリーダー服部太志「子ども会議」について児童への取り組み▲パン食い競争▲デカパン競走2 2019年11月243号愛&ハート